繊細すぎるHSP女子のゆるゆる日記

なんか自分って、めんどくさい?これって私だけ?

そろそろ、自分の殻やぶってみる?

小さい時から、冒険は嫌いだった。

物事を決めるときは安定なほう、無難なほうを求めて生きてきた。

 

「普通は」「みんな」「大体」

そんなワードばかり気にして、周りから浮かないようにしてきた。

平凡な、平和な道を選んできた。

 

親から「こうしたら?ああしたら?」っていう提案を素直に受け入れて

その通りに、”いい子”に生きてきた。

 

「素直で手がかからなくて良い子な、自慢の娘!」

 

そうやって褒められると、自分が認められた気持ちになれて嬉しかった。

”いい子”というレッテルを貼られることが、嬉しかった。

 

 

だから今まで、やってみたいこと・興味が湧いたことがあっても

親に反対されたものは絶対にやらなかったし、

そもそもそういうものは行動に移す勇気が出なくて、

できるだけ無難な、安定なものを好んで選び、行動してきた。

 

 

そんな私の安定志向が一番顕著に現れたのは

大学4年、就活の時。

 

私は人を世話してケアする福祉・保育関係の仕事に興味があり、

そのことを親に軽く言ってみた。

 

「えー、大変だよ?その割にお給料少ないよ?体力使うし、ストレスも凄いらしいよ」

 

まあ、大変なんだろうなーとは私も何となくだけど感じてた。

でも親は、実際にその職を経験した訳ではない。

 

この世の中には、いろんな職種があって、それぞれに大変な面が必ずあって、

楽な仕事なんてないんじゃ無いかって思ってる。

 

経験もしてないのに、何がわかるのさ!!

って心の中で密かに反論しながらも、

んまあ…確かにな…と思い直す。

 

結局私は、それ以外に興味の湧く職種が見つからず、

なんとなーく雰囲気がよく、実家から通えて、転勤のほとんどない、そこそこ知名度のある、福利厚生が充実していて、お給料もまあまあな、傍からみたら優良企業といわれるところへ、営業職として就職した。

 

結局は、思っていた仕事内容と全然違って、

そのギャップに最初は戸惑いながらも必死で食らいついて

日々の業務に対する疑問や、自分との不一致さには目をつぶって耐えて

毎日真面目に働いて、いい子な私でいようと必死で自分を犠牲にした。

 

そしてある日、不意に限界が来た。

知らないうちに、心身の疲労とストレスを抱えていた。

一見するといい環境に見える職場で、私は潰れてしまった。

 

その時に思った。

あの時、私が親の反対を押し切って、福祉・保育の仕事に就いていたら

もっと活き活きと働けていたのだろうか?

私は進む道を間違えただろうか?

 

安定した企業で安定した生活を・・・と言いつつも

合わない辛い仕事を、身体壊しながらやって、

こんな生活なんじゃ、いくら休みが取れたって、お金がもらえたって、

結局意味ないじゃん!!!

 

 

 

私は今まで、人生において大事な選択をする時には必ず、

親に相談してから物事を決めていた。

私は親を心から尊敬しているし、産まれた時から自分を見ていて、

自分よりも自分自身のことを一番理解してくれていて、

私よりもずっと人生の先輩で、色んな知識を持ってる。

私の一意見よりもはるかに的確で、正しい考えを持っていると思っていた。

 

思っていた、というか、社会人になった今でもまだ思ってしまっている。

 

その考えが、実は、私の思考・行動を狭めているのかもしれない。

 

親のことを否定するのが怖かった。

「ほら、やっぱり言ったでしょ」

って言われて、親の言うことに反して選択した自分の判断を後悔したくなかった。

もし万が一後悔しても、「あの時親がああ言ったから」なんて人のせいにできる。

自分の選択に責任を持つことを、今までずっと避けてきた。

 

ふと思い返す。

今まで自分一人で決めてきたことって、どれくらいあるんだろう。

親の言うことに逆らって行動したことって、今まであったっけ?

 

 

あ、一つだけあった。

社会人一年目の秋、実家を出て一人暮らしした時だ。

職場までは実家からも通える距離だったけど、

なんか、このまま実家でぬくぬく過ごしてたらいけない気がした。

甘やかされて、自立できなくて、一人じゃ何もできない大人になるのが怖かった。

 

親からは、

「お金貯まらないよ?家事大変だよ?一人寂しいよ?」

って何度も引き留めにあったけど、

その時の自分は珍しく頑固に引き下がらなかった。

 

結果一人暮らしを始めてどうだったかというと、

めちゃくちゃ楽しくて、一人が楽で、始めて良かったなって思っている笑

 

私、一人でも選択できたじゃん

親にいろいろ言われたけど、初めて押し切ったけど、

うまくいったじゃん

 

 

・・・

なんだか唐突に、ぶっ飛んだ選択がしたくなった。

 

今までの安定志向でいい子な私ではしなかったであろう、

自由で、自分の気持ちに正直な道に進んでみたい。

 

親には結果報告だけすることにして、

後は全部、自分一人で好きなように決めてみたい。

うまくいかなかったらそれはしょうがない。

自分で決めたことだから、自分のせい。

 

地元を思い切って離れてみようかな。

安定した今の会社を思い切って辞めて、

まったく新しい土地で、

ずっと興味のあった仕事に挑戦してみようかな。

 

大変かもしれないし

合わないかもしれないけど

そんなのやってみないとわかんないよね。

どうせ後悔するなら、実際にやってみてからしたい。

 

親に、

「あんた、いつからそんな感じの子になったの?」

なんて驚かれるような、生き方がしてみたい。

 

やっと今になって、おっそい反抗期が訪れているのかもしれない。

大人になってからの反抗期って、厄介らしいよ

 

この際いい子なんて卒業しちゃって、いっそワイルドに生きてみる?